『 倫敦暗殺塔 』
データ
講談社1985-03-05
ノベルス
258 ページ
680 円
ジャンル : Act-7 推理■その他
あとがき : 有
カバー : 吉田光彦
挿画 : 吉田光彦
目次
プロローグロンドン 日本人村
東京 鹿鳴館
ロンドン 倫敦塔
東京 精養軒
ロンドン 水晶宮
東京 銀座煉瓦街
ロンドン サヴォイ劇場
ロンドン 日本人村
エピローグ
出典
書き下ろし内容
一世紀前のロンドンで人気を博した日本人村。 東京・鹿鳴館で謀議を重ねる井上馨、伊藤博文、山縣有朋。 二つを結ぶ糸とは何か。 そしてロンドン市民を震撼させる連続殺人事件の真犯人は? 国を賭したトリックとは?倫敦・東京を回り舞台にして壮大なスケールで描く本格歴史推理。 「写楽殺人事件」の高橋克彦、待望の受賞第一作!
軽い気持ちで書きました。気軽に読んで下さい――とは絶対に言えない。思いつきまでは確かに軽く考えていたのだが、取りかかってみたら地獄である。資料捜しや書き直しの連続で正直一年半はこの小説に振りまわされた。こんな経験は初めてだし、二度と繰り返したくもない。今でのボクの頭の中には日本人村を舞台に登場人物達が生きて動いている。それだけでも苦労をした甲斐はあったと思う。
登場人物一覧あり
主要登場人物
村上剛、清水彦八、稲見鹿之助、エンマ・オルツィ、チャールズ・ホープ、タンナケル、桐山太一郎、ユキ・ブロートン同じジャンルの作品
倫敦暗殺塔 | 講談社 1985-03-05 ノベルス Act-7 推理■その他 | 一世紀前のロンドンで人気を博した日本人村。 東京・鹿鳴館で謀議を重ねる井上馨、伊藤博文、山縣有朋。 二つを結ぶ糸とは何か。 そしてロンドン市民を震撼させる連続殺人事件の真犯人は? 国を賭したトリックとは? 倫敦・東京を回り舞台にして壮大なスケールで描く本格歴史推理。 「写楽殺人事件」の高橋克彦、待望の受賞第一作! | |
倫敦暗殺塔 | 講談社 1988-02-15 文庫 Act-7 推理■その他 | 明治十八年のロンドンは日本ブーム。 生活をナマで見せる日本人村が好評を博す。 一方、国際的信用を得るのにあと一歩の明治政府では、井上馨、伊藤博文、山縣有朋らが密謀を。 そこへロンドンで日本人への殺人が起きた。 政府と日本人村にどんな接点があるのか? 絶妙で壮大な構成の歴史ミステリー。 | |
倫敦暗殺塔 | 祥伝社 2006-12-20 文庫 Act-7 推理■その他 | 明治18年(1885)、日本ブームに沸くロンドンで日本風俗博覧会が好評を博していた。士族平民など百名近くが渡英し日本の日常生活を紹介したのである。同じ頃、清国などと国際緊張高まる明治政府では、井上馨らが乾坤一擲の密謀を画策。そんな折、倫敦塔で日本軍人が殺された。彼が持っていたアルファベットの暗号が示すものとは? | |
偶人館の殺人 | 祥伝社 1990-03-30 単行本 Act-7 推理■その他 | なぜ百二十年も前に死んだ人間を恐れるのか?矢的遥は、からくり人形のコレクターとして著名な加島大治が、「べんきちはゆるさないぞ」と記した紙を見て震えおののく姿に愕然とした。べんきちとは、江戸末期の天才からくり師大野弁吉のことだが、一代で巨万の富を築いた加島とどのような関わりがあるのか?そして加島の娘が不審な死を遂げ、「ぐうじんかんをわすれるな」という奇妙な脅迫文が発見された。"弁吉と偶人館"という手掛かりをもとに、矢的は意外な歴史の真相へと踏み込んでいった・・・・・・。 | |
偶人館の殺人 | 祥伝社 1993-07-20 文庫 Act-7 推理■その他 | 矢的遥は、からくり人形の蒐集家として著名な加島が、「べんきちはゆるさないぞ」と書かれた脅迫文を見て怯える姿に愕然とした。べんきちとは、江戸末期の天才からくり師大野弁吉のことで、当時、彼の科学技術力は世界の水準を超えていた。が、百二十年も前に死んだ人物をなぜ恐れる?矢的は東西の<からくり>を探るうち、意外な歴史の真相へと踏み込んでいった・・・・・・。 | |
偶人館の殺人 | 角川書店 2001-07-24 文庫 Act-7 推理■その他 | からくり展のポスター制作を依頼するため、国際的デザイナー矢的遥を訪ねた広告代理店スタッフ池上佐和子。好奇心旺盛な矢的と共にからくり人形について調べるうちに「べんきちはゆるさないぞ」という謎の脅迫文を人形から発見して・・・・・・。 からくりマニアの加島大治、才色兼備の研究者・多野百合亜、双子の兄でロックミュージシャンの露麻夫、女優の浮田美洋、一癖も二癖もある登場人物たち。はたして真犯人は誰なのか?そして犯人の狙いは?! ことわざ好きの探偵・矢的が活躍する高橋ミステリーの傑作。 | |
偶人館の殺人 | PHP文芸文庫 2015-02-27 文庫 Act-7 推理■その他 | 「べんきちはゆるさないぞ」―江戸末期のからくり師・大野弁吉の名前が記された謎の脅迫文が、古い人形から見つかった。その脅迫文を異常なまでに怖れる人形蒐集家の姿に、デザイナー・矢的遙は不信感を覚える。真相を探るうち、「偶人館」と呼ばれる人里離れた曰くつきの館で、奇怪な殺人事件が…。古い館に仕掛けられた数々のからくり、封印されてきた意外な歴史に震えが止まらなくなる、傑作ミステリー。 | |
げんだいミステリーワールド第13巻 高橋克彦集 | リブリオ出版 1999-04-20 全集 Act-7 推理■その他 | 大きな活字で読みやすい本 監修:中島河太郎 | |
高橋克彦自選短編集 1 ミステリー編 | 講談社 2009-11-13 文庫 Act-7 推理■その他 | 自選短編集1/悪魔のトリル、奇縁、卒業写真、遠い記憶、鏡の記憶、龍の伝承、蛍の女、鬼火、お化け?燭、歌麿カタログ、陰の歌麿、盗作の裏側、風俗史の問題
初期の代表作や単行本未収録の13編を収録。 |
id :
5
titile no : 003
size : 2
book no :
volume :
titile no : 003
size : 2
book no :
volume :